神はサイコロを振る【第101号】
【140字まとめ】2022年のノーベル物理学賞は,量子力学を大きく発展させ,量子情報科学という新しい学問分野を切り開いた3人の物理学者に贈られました.今週はこの3人の前に立ちはだかったアルベルト・アインシュタインの疑問と,3人の成果の意義についてお話しします.
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いちです,おはようございます.
The Nobel Prize
2022年のノーベル物理学賞は,フランスのパリ・サクレー大学のアラン・アスペ(Alain Aspect)博士,アメリカのジョン・クラウザー(John Clauser)博士,オーストリア・ウィーン大学のアントン・ツァイリンガー(Anton Zeilinger)博士の3人に贈られました.
3人は物理学の一分野である「量子力学」の発展に大きく貢献し,また「量子情報科学」という新しい学問分野を開拓しました.
YouTubeチャンネル「予備校のノリで学ぶ『大学の数学・物理』」では「【速報】ノーベル物理学賞2022を解説【ベルの不等式の破れ】」という動画をアップして,とても分かりやすく解説してくれています.
この号では,2022年ノーベル物理学賞が贈られた「量子もつれ」現象の理論について,そのエッセンスをお届けします.
あ,少し見栄を張りました.
「量子もつれ」現象の理論について,僕の理解できた範囲で,なおかつ説明できそうな範囲で,エッセンスをお届けします.
今週もどうぞお楽しみください.
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《目次》
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「神はサイコロを振らない」と,アルベルト・アインシュタインは言った
-
中の人などいない
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量子テレポーテーション
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今週の書籍
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今週のTEDトーク
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Q&A
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一伍一什のはなし
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- 「神はサイコロを振らない」と,アルベルト・アインシュタインは言った
- 中の人などいない
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