186年ぶりの新発見!エジプトのピラミッドに未知の空間【第120号】
1️⃣世界最大のピラミッド「クフ王のピラミッド」に未知の空間が見つかりました
2️⃣この発見にはミュオグラフィという新技術が使われています
3️⃣「なぜこの場所に空間が?」を考えるヒントをエジプト考古学者に教わりました
2️⃣この発見にはミュオグラフィという新技術が使われています
3️⃣「なぜこの場所に空間が?」を考えるヒントをエジプト考古学者に教わりました
金谷一朗(いち)
2023.03.10
読者限定
いちです,おはようございます.
去る3月2日に,NHKが「エジプト 世界最大のピラミッド 186年ぶりに未知の空間を確認」というニュースを流しました.
ニュースになっているのは,このイラストで「通路状の空間(2016)」と書かれている右下の部分です.
NHKから記事を引用します.
エジプトを代表する考古学者が会見で「今世紀最大の発見だ」とその意義を強調しました.世界最大のエジプトのクフ王のピラミッドの内部に,これまで知られていなかった空間があることが,186年ぶりに名古屋大学などが参加する国際調査チームによって確認され,いまだ多く残るピラミッドの謎の解明につながることが期待されます.
およそ4500年前に造られたとされるクフ王のピラミッドでは,内部構造を解き明かそうと,8年前の2015年からエジプトと日本,フランス,ドイツなどの国際調査チームが最新の技術を用いて調査を進めてきました.
その結果,先月までにピラミッドの北側の斜面から中央部に向かって延びる通路のような形の,縦横2メートル,奥行き9メートルの空間があることが,確認されました.
ピラミッドの内部で新たな空間が確認されたのは,186年ぶりとされています.
これは大発見ですね.今週はこの発見を支えたテクノロジーについて,お話しします.
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《目次》
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ピラミッドを透視する「ミュオグラフィ」
-
なぜここに空間があったの?
-
今週の書籍
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今週のTEDトーク
-
Q&A
-
一伍一什のはなし
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続きは、5818文字あります。
- ピラミッドを透視する「ミュオグラフィ」
- なぜここに空間があったの?
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