【新年号】クリスマスとお正月とエピファニー
いちです,おはようございます.クリスマスが終わるとお正月ですね.どうしてこう,連続してやってくるのでしょう?日本ではあまり馴染みがありませんが,1月6日はエピファニーというお祝いがあります.そうそう,僕の誕生日でもあります.いえ,誕生日はどうでもいいのですが,クリスマスとお正月,そしてエピファニーが近いのは理由があるのです.というより,もともと同じ日だったのです.
意外に思われるかもしれませんが,イエス・キリストことナザレのイエスの誕生日は知られていません.ではクリスマスのお祝いは何かと言うと,イエス・キリストの「誕生を祝う」日であって,「誕生日を祝う」日ではないのです.実際,新約聖書からイエス・キリストの誕生日を読み解くことは出来ません.またクリスマスのお祝いに関する現存最古の記録は4世紀のもので,イエス生誕から300年以上後ということになります.
では12月25日は何もない日だったのでしょうか?
いいえ,12月25日はお祭りの日でした.この日は,ローマ暦で冬至の日だったのです.冬至は1年で一番昼の長さが短い日です.ということは,この日を境に昼の長さが伸びていくので,めでたいわけですね.

この記事は無料で続きを読めます
- 冬至に1年が始まる
- 冬至のお祭りからクリスマスへ
- グレゴリオ暦とエピファニー
- 正月と旧正月
- 書籍紹介
- おすすめTEDトーク
- Q&A
- あとがき
すでに登録された方はこちら