月への旅【第93号】
【140字まとめ】人類が再び月を目指す「アルテミス計画」がいよいよ動き始めました.今週はNASAの「アポロ計画」とその「陰謀論」そしてアルテミス計画についてお話しします.どんな発見が待っているのか,楽しみですね.
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発射を待つアルテミス1号(AFP)
今週,アメリカ航空宇宙局(NASA)の「アルテミス(Artemis)計画」第1号が月へ向けて打ち上げらる予定でした.打ち上げ準備の様子はずっと中継されていましたので,ご覧になった方もいらっしゃるでしょう.結局は打ち上げ延期となったので,僕はまた次の中継を待ちたいと思います.
「アルテミス計画」では,月へ再び人類を送り込むことが予定されています.最後に人類が月に降り立ったのは1972年で,僕の生まれる前でした.なんかこう,生きている間に再び「伝説」が見られるのかという気分です.38年ぶりの優勝を見届けた1998年の横浜ベイスターズファンもきっと同じ気分だったでしょう.
21世紀に入ってからは,月の調査は中国の「嫦娥(じょうが)計画」が主役ですが,ようやくNASAが帰ってきたという感じでしょうか.ちなみに「嫦娥(じょうが)」はギリシア神話のアルテミスと同様,月の女神とされています.東西を代表する文明が月を女神にしたのは興味深いですね.一方,日本の「月読命(ツクヨミまたはツキヨミ)」は男神と考えられています.これもHENTAI日本の表れでしょうか.
中国の嫦娥(じょうが)に先だって月を調査した日本の月周回衛星「かぐや」の英語名は "SELENE" で,やはりギリシア神話の月の女神セレネから取られています.
さて,今週はそんな月への旅をご紹介したいと思います.
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《目次》
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竹取物語
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アポロ計画
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人類が月で発見したもの
-
アポロ計画陰謀論とアメリカ国旗
-
再び月へ
-
今週の書籍
-
今週のTEDトーク
-
Q&A
-
一伍一什のはなし
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