なぜか機械を壊す人【第189号】
いちです,おはようございます.
今週は,物理学者の間で有名な冗談「パウリ効果(Pauli effect)」についてお話します.いや「冗談」とは書きましたが,冗談では済まされない現象があったのですよね.実際,生真面目に考察した書籍もあるぐらい深い話なのです.
ヴォルフガング・パウリ
パウリ効果の語源となったノーベル賞物理学者ヴォルフガング・パウリ(Wolfgang Pauli)は結構な不器用さんで,実験機器をよく壊したそうです.パウリが自分で機器を壊しただけならよかったのですが,どうもパウリがそばにいると機器が「勝手に」壊れるらしいのです.それで,いつしか人々はパウリの近くの機械が勝手に壊れることを「パウリ効果」と呼ぶようになったのです.
と,まあここまでは「笑い事」ですむ話なのですが,なんとパウリ自身が壊れていってしまうのです.
そんなパウリ効果,実際にはどんなものだったのでしょうか.
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《目次》
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なぜか機械を壊す人
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早熟の天才ヴォルフガング・パウリ
-
パウリとユング心理学
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今週の書籍
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今週のTEDトーク
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Q&A
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一伍一什のはなし
(Cover Photo by Alexander Jawfox on Unsplash)
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