★ ウクライナの数学者「ボロノイ」と琵琶湖の関係のノート【第65号別冊】

ウクライナに古代は無かった?/ボロノイ図の資料/領海の分割と等距離線主義の歴史/次号予告
金谷一朗(いち) 2022.02.16
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いちです,おはようございます.

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さて,本誌【第65号】でお伝えした「 ウクライナの数学者『ボロノイ』と琵琶湖の関係」について,執筆時に参考にした情報をまとめます.

別冊はもっと勉強したい方向けの「足がかり」や余談としてお送りするものです.お時間のある時にお楽しみ頂ければ幸いです.

【第60号】でご紹介した「棋士『藤井聡太』が戦う世界」の王将戦がこの土曜日に決着しました.なんと藤井聡太の4連勝で,これで史上最年少5冠となりました.僕は解説や解説の解説を聞かないと全くついて行けなかったのですが,例えば第1局では終盤に自身の負けを読み切った渡辺明が「藤井聡太が最も美しく勝てる」指し回しを選んでいます.「美しく勝つ」とは「歩」以外の持ち駒を全て使い切ると同時に相手玉を詰ませるということですね.

王将戦第3局は渡辺明が何重にも張り巡らせた罠をかけにいくのですが,藤井聡太が見事に見切っていました.第4局もまた,まるで三国志の「赤壁の戦い」の駆け引きのようで,解説を聞いて僕もしびれました.棋譜はひょっとしたら,二人で紡ぐ「連歌」のようなものなのかもしれませんね.

…と,そんな感想を抱いた週末でした.

(Cover photo by Igor Simanovskiy)

ウクライナに古代は無かった?

さて,僕が【第65号】でウクライナを取り上げたのは,僕自身がウクライナについてもっと知りたかったからです.

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