あつ【第194号】
いちです,おはようございます.
この号では「あつ」についてお届けします.
僕の好きなポッドキャスト番組「英語でサイエンスしナイト」さんが,2024年9月に「あつあつ」というお題で番組を募集されているため,このニュースレターと音声版ものってみようというものです.
「英語でサイエンスしナイト」さんは英語と日本語でサイエンスの話題を提供されているのですが,そこで「あつあつ」というテーマを選ばれたのがとても興味深く感じられました.というのも日本語は世界的に見ても同音異義語の多い言語で「あつ」ひとつとっても「圧」「斡」「宛」「充」「当」「軋」「厚」「熱」「篤」「暑」と暑苦しいぐらいに多様な意味があるからです.
そんな多様な意味をもつ「あつ」ですが,僕の専門とするコンピューターサイエンスではあまり使われない言葉でもあるのです.「圧」のあるプログラムというものはありませんし,「熱」いバグなんかもありません.バグの緊急修正のことを「ホットフィックス」つまり「熱い修正」とは呼びますが,ちょっと無理やりでしょうか.
一方でコンピューターを支える「電気工学」や「電子工学」ではしじゅう「圧」と向き合うことになります.そう「電圧」です.
Photo by ThisisEngineering on Unsplash
というわけで,この号では電圧と,その電圧が呼び起こす「文化的な分断」についてお話してみます.
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《目次》
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強電・弱電
-
ここにもある文化の違い
-
弱電へ近づく強電・強電へ近づく弱電
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今週の書籍
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今週のTEDトーク
-
Q&A
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一伍一什のはなし
(Cover Photo by Johannes Plenio on Unsplash)
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- ここにもある文化の違い
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