★ 国会の議席配分のノート【第40号別冊】

議席配分に関する論文など
金谷一朗(いち)
2021.09.15
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さて,本誌【第40号】でお伝えした「四捨五入を疑え!国会の議席配分にまつわる数学」について,執筆時に参考にした情報をまとめます.

こちらはもっと勉強したい人向けの「足がかり」としてお送りするものです.特にストーリーはありませんので,ご関心のない方は読み飛ばしてしまってください.

議席配分の数理

「おすすめ書籍」で紹介させていただいた「議席配分の数理 選挙制度に潜む200年の数学」の著者,一森先生を紹介するページがありました.

http://www.josho.ac.jp/flow/new_wave/flow_69.html

同書に対する書評がこちらにあります.

https://mathsoc.jp/publication/tushin/2402/2402ebihara.pdf

一森先生の本では,アメリカ合衆国下院が議席数を決めずに,人口を決まった除数で割って議席配分を決めていった理由に,当時は計算機が無かったために比例配分の計算が煩雑だったからという点が挙げられていました.イギリスの庶民院のほうの歴史はこちらに書かれています.

https://en.wikipedia.org/wiki/Number_of_Westminster_MPs

引用すると

Unlike the position in many countries, such as the United States and Australia, seats are not allocated to different parts of the United Kingdom by a strict mathematical formula.

(アメリカやオーストラリアと違って,イギリスではあまり厳密に議席配分をしていない)

とのことです.これもお国柄なんでしょうか.

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