★ 「止まらない『スペースX』の挑戦」のノート【第51号別冊】

宗教観の違い?ハードウェアを修理する文化とソフトウェアで行けるところまで行く文化の違いについて
金谷一朗(いち) 2021.12.01
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いちです,おはようございます.

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さて,本誌【第51号】でお伝えした「止まらない『スペースX』の挑戦」について,執筆時に参考にした情報をまとめます.

別冊はもっと勉強したい方向けの「足がかり」や余談としてお送りするものです.お時間のある時にお楽しみ頂ければ幸いです.

***

まずはお詫びと訂正です.【第51号】ではスペースXがファルコン・ヘビーの両サイドブースター(ファルコン9)の回収に成功していると書きましたが,2回目の打ち上げではセンターコアも含めて1段目の3本全ての回収に成功していました.ただし,このときセンターコアは洋上で転倒したため,再利用は不可能になってしまったようです.次のニュースに経緯が書かれています.

ソフトウェアで行けるところまで行く文化

子供の頃住んでいた実家には,アメリカ製の冷蔵冷凍庫がありました.祖父が船舶用の冷凍庫を設計していたので,おそらく参考用に買い込んだのでしょう.この冷蔵冷凍庫は日本製に比べれば消費電力も大きかったでしょうし,野菜室のような気の利いた機能もありませんでした.しかし,祖父曰く,とにかく壊れないのだと.祖父が設計した冷凍庫も「沈没しても壊れない」をモットーにしていました.いや,沈没したら冷凍も何もあらへんがな…とは思いましたが.

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