★ 縁起の良い数字・悪い数字のノート【第49号別冊】

数字と自然言語と言霊の間のとりとめない話
金谷一朗(いち) 2021.11.17
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いちです,おはようございます.「STEAMボート乗組員」(有料購読者様)限定配信をお届けいたします.ご支援本当にありがとうございます.

さて,本誌【第49号】でお伝えした「縁起の良い数字・悪い数字」について,執筆時に参考にした情報をまとめます.

こちらはもっと勉強したい人向けの「足がかり」としてお送りするものです.

10進法

アジアの歴史の中では10進法は長く使われてきています.一方,ヨーロッパでは10進法が本格的に受け入れられたのは,メートル法の制定以降でしょう.アメリカ合衆国のように,貨幣単位としては10進法を受け入れたものの,度量衡には受け入れていない国もあります.

アメリカドルは1792年の発行から10進法を採用しており,1ドルが100セントでした.独立前の宗主国イギリスでは1ポンドが20シリング,1シリングが12ペンスだったのですが,他に1ギニー(21シリング),1クラウン(5シリング),1フローリン(2シリング),1グロート(4ペンス)も使われていました.こう考えると,大幅な簡素化をしたことになりますね.僕はシャーロック・ホームズが謝礼に「1ギニー」を弾むシーンが好きなのですが,1971年2月13日の「デシマル(10進法)デイ」に,イギリスは1ポンドを100新ペンスへと切り替えました.

なおヨーロッパで最初に10進法の通貨を用いたのは,1ルーブルを100コペイカに分割していたロシアで,1704年からのことでした.

このような歴史を考えると,メートル法をよくぞ10進法にしてくれたと,当時のフランスの委員会に感謝したい気分です.

13日の金曜日とパン屋の1ダース

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